ヨルムンガンド
[北欧神話]
Jǫrmungandr(ヨルムンガンド)【古ノルド語】
Miðgarðsormr(ミズガルズオルム)
北欧神話に登場する巨大な蛇。ロキとアングルボザの息子で、ミズガルズ(人間界)をぐるりと取り囲んでいる。何度もソールと戦い、ラグナロクで相打ちになる。
■ 世界をぐるりと取り巻く巨大な蛇!!
ヨルムンガンドは北欧神話に登場する巨大な蛇の怪物。人間の世界(ミズガルズ)を取り巻いているため、《ミズガルズの蛇》という意味で、ミズガルズオルム(Miðgarðsormr)と呼ばれることもある。ヨルムンガンドはロキ神と女巨人アングルボザとの間にうまれた子供で、うまれるとすぐにオージンら神々の手で海に放り込まれた。やがて海中で大地を取り巻くほど巨大に成長し、ミズガルズをぐるりと取り巻いて、自分の尾を自分で咥えるまでになった。しばしばソール神と争っている。世界の終わり(ラグナロク)の際には激しい津波を起こし、口から毒を撒き散らしながら大地に攻め上がってくる。そしてソール神と最後の決着を着け、相打ちになる運命にある。